憂いを払う、最良の「ブルジョワ」
昨日のマコン・ヴェルジッソン(白)に続いて、ボルドーのムーリス地区の赤。クリュ・ブルジョアの名旗手「シャトー・シャス・スプリーン」です。
クリュ・ブルジョアというのは、1855年に決まったボルドーのメドック地区グランクリュに漏れてしまったワインのクラス化を図るために作られた格付けです。
メドックのグランクリュは第5級までありますが、選ばれている本数は全部でたったの60本。1級は誰もが知っているマルゴーやラトゥールなどの超高級ワイン。シャススプリーンはそのメドック5級クラスの実力があるとされています。
「最悪のグランクリュより最良のブルジョアでありたい」をコンセプトにしており、生産者のワイン作りに対する熱い情熱が伝わってくるようです。確かに「え?!これでグランクリュですか?」と言いたくなるようなワインも中にはあるんですよね。そのくせ値段だけはグランクリュ(笑)。
「憂いを払う」(シャス・スプリーン)というこのワインは、ぶどう品種がカベルネ70%・メルロ20%・プティヴェルドー10%という比率。2002年とまだ若いのですが、非常にバランスは良く、木の香り・包み込むようになめらかな口当たり。しかしどっしりとしたタンニンが最後をしめくくり、黒いビロードのソファーにふっと腰を落ち着けるような飲み心地です。
メインは鹿肉のパイ包み焼き・鳩のサルミソース(血と内臓が入ったソース)。がっしりとしたジビエ系でしたが、難なくしなやかに受け止めてくれる懐の深さ。落ち込んだときにこのワインを飲めば、名前の通りに憂いなど吹き飛んでしまうでしょう。
セカンドラベルもあり、こちらはカベルネ比率が5%高いそうです。先日、2003年のセカンドラベルを飲んだのですが、これは絶対に買いです!
近年のボルドー最高の当たり年ということもあり、クラっとするくらいの葡萄の濃密な味と柔らかなタンニン。これで2000円台はお買い得すぎますよ。(by ひらきち@ソムリエ)
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【味わい】
1)ライト ミディアム 【フル】
2)甘口 【中庸】 辛口
【価格】
2002年がインターネットで3800円前後。
セカンドラベル2003年がインターネットで2077円。
(ただし、品薄のようです)
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